キミのキスが、たまらなく好き。

 

キス

 

ねえ、どうしてかな?

 

私、キミとキスするの・・・ものすごく好きなんだ。

 

以前の私だったら、きっとコンナコト考えたりしないね。

 

もしもコンナコト考えたとしても、恥ずかしくてどうにかなっちゃってたかも。

 

キミの青い瞳に見つめられると身体中が熱くなってムズムズするんだよ?

細胞が一斉にキミへ向かって『スキ』って言ってるみたい。・・・・・可笑しいよね?

 

 

どこにいても、なにをしていても、いつでもキミを探してる。

 

 

今だって、ほら。
キミのことを考えながら、キミのことを探してるよ。

 

「だからぁ!コレはこうだろー?!」
「ふふん。」

 

あはは。
部屋でスフィアブレイクの練習してたんだね。
シンラ君に勝つには相当がんばらないと無理だと思うよ?
アニキさんには勝てたけどね、キミ。

 

ああ。
ムキになってる・・・・。

もうそろそろ諦めて、
『うわー!』
とか言いながら大の字に寝転がりそう。
そうなってからようやく私に気がついてくれるんだよね、キミは・・・・・・・。

 

「うわー!!もうやめっ!!・・・・・・・・・・・・・あ、ユウナ・・・・・・・。」

 

ほら、ね?

 

 

 

「僕まだ子供だし。」
「なんスかそれ・・・って!あー!!逃げるッスか?!また後で勝負すっからなー?!」

 

ベッドの上で部屋を出て行くシンラ君に向かって叫んでるキミって、本当に年上のお兄さん?

可愛いなんて言ったら、怒られるかな?

 

 

「なんだったら、お相手しましょうか?」

 

 

寝転がったままのキミに、目線の高さを合わせて・・・。

 

 

「ユウナが?」
「そう」
「だめ。シンラに勝ったら挑戦するんだから、もう少し待ってて。・・・でも、別のお相手ならお願いしたけど?」
「・・・別のって?」

 

「キス。・・・ダメ?」

 

 

ズルイ。

ダメなわけないでしょう?

 

 

「・・・・・・・・・・いいよ?」

「ユウナ、好き」

 

 

キミのキス、大好き。

でも、これって、キスだけで終わってくれるのかな?

FIN

ty-top