それは、幸せな彼女の変化。
かわったよな
変わってた。
だから思わずユウナにそう言った。
まさか、もう一度ユウナに逢えるなんて思わなかったッスよ。
なんていうのかな?
思い出の中のユウナの笑顔は、いつもどことなく儚くて、どうにか笑わせてやりたいって、いっつも思ってて。
いや、今だってそう思ってるけどさ。
あの時のユウナの笑顔って、やっぱり『覚悟』してたからかな?
笑顔。
ユウナの笑顔。
ついさっき別れたようにも思うのに、でも2年も経ってたなんてなぁ。
よく見たらユウナの顔、ちょっと大人っぽくなってるしさ。
笑顔だって『あの時』とはなんだか違って見えて。
こう、さ?
腰のあたりなんかス〜〜〜っとしちゃってて、胸なんかも大きくなってるような気もするし。
あ。
やべ。
なんだかムラムラしてきた。
違うっつーの、オレ。
今はそんなこと考えるつもりはなくてだな!
・・・。
・・・・・・。
だからぁ!
胸とかケツとか!
・・・どうにかなんないッスかねぇ、オレの頭の中は。
でもユウナも悪いよな?
あんなに可愛いのは反則ッスよ。反則。
可愛すぎ。
変わったなあ、って思うのはあの笑顔もあるのかなあ。
うん。
あ、いやいや!
2年前だって可愛かった。
うん。
・・・つか、オレ、誰に向かって弁解してるんスか、もう・・・。
アレだな!こんなこと考えるのも、1週間もユウナ断ちしてるせいッスね!
早くビサイドに着かないかな。
連絡船はこれだからなぁ。
『おかえり』って言ってもらうの好きだけど。
変わったって思うけど、ユウナの笑顔がなんだか凄く綺麗で安心したんだよな、オレ・・・。
とにかくユウナが幸せそうに笑ってくれてたら、それでもう満足だし!
「オマエはさっきからなぁ〜〜にをブツブツ言ってやがるんだ?!ったく!」
痛って!
ワッカ!痛いっつーの!
まったく、なにかってーとすぐ手が出るんだからなぁ、もう。
「うるさいなぁ、ワッカこそルールーに買った土産忘れんなよ?!」
『ルールーに土産何にしよう〜!!』とか言ってたくせに。
ものすっげぇ悩んでたのバラすぞ?くそう。早く着かないッスかねえ。
『あの時』とは違う、今のユウナの笑顔が見たいッス。
あー。
でも、ヤバイかな?
今あの笑顔で『おかえりっ』とか言われたら、オレ、止まんないかもしれないから。
fin
ブツブツとティーダ一人称で独り言。(笑)
なにか真面目なことでも考えてるのかと思えば、やっぱりそうでもなかったです。(爆笑)